- ことり
- I
ことり(副)(多く「と」を伴って)かたく軽い物が物に当たって出る音を表す語。II
「隣室は静かで~ともしない」
ことり【子捕り・子取り】(1)「子捕ろ子捕ろ」に同じ。(2)出産の手助けをすること。 また, その人。III「~婆」
ことり【小鳥】形が小さい鳥。 スズメ・メジロ・ヒバリなど。 また, 籠に入れて飼う小形の鳥をもいう。 「~の餌(エサ)」﹝季﹞秋。 《大空に又わき出でし~かな/虚子》IVことり【部領】〔「こととり(事執り)」の転〕(1)一部族の長。「粟田細目臣(ホソメノオミ)をさきの~とす/日本書紀(推古訓)」
(2)奈良・平安時代, 春宮(トウグウ)坊の帯刀先生(タチハキセンジヨウ)に次ぐ職。 衛門尉(エモンノジヨウ)が兼任し, 帯刀陣で事務を執った。(3)頭(カシラ)だつ人。 頭目。「くぐつの~/枕草子(八四・能因本)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.